4月12日 どんどん熱く騒がしくなっているのかも

我本来事(我が本来の事)(「呻吟語」)

いつも眠いんです。居眠りしたりうとうとしているのが本来のことで、目が覚めている時間があったとしても、それは偶然のことに過ぎない。

神妙にして生きているのに。
そういえば、上方では万博が始まったそうです。熱く騒がしいのでしょう。あるいは切符売れなくて冷え切っているのか。

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明代のことですが、

一巨卿還家。

すると、

門戸不如做官時、悄然不楽。

引退したおえら方は言った、

世態炎涼如是。人何以堪。

わしは彼の家まで行って、言ってやった、

君自炎涼。非独世態之過也。

平常淡素、是我本来事、熱鬧紛華、是我倘来事。

「倘来」(とうらい)は、「もしかしたら起こる」「そういう場合もある」ぐらいの意味です。

君留連富貴、以為当然、厭悪貧賤、以為遭際。何炎涼如之、而暇歎世情哉。

・・・と言ってやったそうです。

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明・呂坤「呻吟語」人情篇より。さくらの満開が早まっているとしたら、それは世の中が、どんどん熱く、騒がしくなってきているから・・・という以外に科学的な説明ができません。資本主義のせいなのですじゃ。

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