知足之足(足るを知るの足る)(「老子」)
どろどろ焼きそばはなかなか足るを知ることができず、食べすぎて苦しいです。健康を犠牲にし、自分の足を食べるタコのような生活といえよう。

食べることによって慰藉を得るという人もいるのである。社会的処方してもらった方がいいかも。
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天下有道、却走馬以糞。天下無道、戎馬生於郊。
天下に道有れば、走馬を却(しりぞ)けて以て糞す。天下に道無ければ、戎馬、郊に生ず。
天下がまともであれば、軍事用によく走るウマは追い返されて水田を耕している。天下がまともでなければ、軍事用のウマは都市の外の田園から徴発されてくる。
天下はなぜまともでなくなってしまったのか。
禍莫大於不知足、咎莫大於欲得。
禍いは足るを知らざるより大なるはなく、咎は得るを欲するより大なるはなし。
満足しないことより大きな災害はない。欲しいと思う気持ちより大きな罪はない。
満足しないから、こんな天下になってしまったんじゃ。
故知足之足、常足矣。
故に、足るを知るの足るは、常に足るなり。
これでわかるように、満足することを知っている人の満足とは、どんな時にも満足するということである。
常に満足しているはずなのですが、為政者が現れて税金取っていくようになったので、満足できなくなってしまったんです。その分を返してくれればウェル・ビーイングの生き方ができるはず。
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「老子」第四十六章。税金取っておいてウェル・ビーイングがどうたらこうたらとは、一体どういう考えであろうか。「老子」でも読んで勉強してもらうといいのでは。