3月9日 実ってない頭を下げて感謝してみる

猶嵩山於五岳(嵩山の五岳に於けるがごとし)(「先哲叢談」)

感謝しようと思っても、毎日寒くてイヤになりますね。

暖かくなるったら、裸の王さまのようにみんなに感謝して生きていこう。

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江戸時代の中頃のことでございますが、

書商小林新兵衛、請徂徠曰、小子無家号、願先生命焉。

徂徠先生は、笑って言った、

書賈出入吾門者五人、而爾所鬻価最高。

カネほど大切なものはない。生産者を苦しめてでも安く売れ、いまだけ、かねだけ、自分だけがよければいいのだぞ! と、わたしなどは自由主義なので思うのですが、先生は言った、

猶嵩山於五岳、宜名嵩山房。

チャイナで古代から伝わる「五岳」は、

東岳・泰山
西岳・崋山
南岳・衡山
北岳・恒山
中岳・嵩山

ですが、その中で嵩山が一番高い(ことになっている)。それにあやかって「嵩山房」じゃ。わはははは。

「へへー」

その名のとおり、やがて嵩山房は江戸随一の書籍店と認められ、大いに良書を出版したのでございました。いい名前をつけていただいて、感謝、感謝、感謝でございます。

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本朝・原念齋「先哲叢談」巻六より。今日は「サンキューの日」。みなさん感謝しましょう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。

ところで、現代のすぐれた技術で調べると、五岳の最高峰の標高は、

東岳・泰山  1,545メートル(玉皇峰)
西岳・崋山  2,154メートル(南峰)
南岳・衡山  1,300メートル(祝融峰)
北岳・恒山  2,017メートル
中岳・嵩山  1,440メートル(少室山)

なんだそうです。これを見ると、嵩山は下から二番目、あまり高くなかった。このような誤った知識で企業名を付けるとは、怪しからん。コンサルティング失敗では。明日は平日だとは、怪しからん。ああ、怪しからん。税金も

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