3月4日 今日も寒い。明日は桜田門に突入か。 

満架群書(満架の群書)

わたしの家には本棚というものが無いので、壁とかに積まれていて崩れてきます。本棚があると本棚から落ちて来るから大変ですね。

歪曲、猥褻、矮小、の3Yじゃ。

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満架群書未厭多。

江戸時代初期に京都・深草に住した元政上人の七言詩「偶成」に書いてありました。

我昔強論理、訔訔肌有汗。

今不求甚解、従容凭書案。

香火以事仏、長不干世宦。

元政上人は兄貴が彦根藩士で(おやじは安芸・毛利氏に仕えていたという)、姉貴に殿さまの手がついて、甥っ子が第三代彦根藩主・井伊直澄であらせられる。自分も若いころは彦根藩に使ていたので「世宦(代々の役人勤め)」というのは兄貴とおれ、ぐらいの意味です。

身纏百納衣、自忘貧与賤。

「和欧陽読書詩」(欧陽の読書の詩に和す)はまだ続きますが、今日はここまでといたします。

満架の本が崩れて来ないので、がっかりですね。

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本朝・深草元政「艸山集」より。元政上人は、学問もあるし詩や書もうまいので、洛中の尊崇を身に浴びていたひとである。本を貯めておくために土蔵を作って、その土蔵が今でも残っている、と中村真一郎さんが書いている、そうです(植木雅俊「江戸の大詩人 元政上人」(中公叢書2018)による)。全勝さんもそのうち誰かが土蔵買ってくれますよ。

「美しい国」「新しい資本主義」「楽しい日本」と並べると、「楽しい」のが一番ええやろ、という気になりますね。薬物や集団催眠などで簡単に実現できそうだし。「とてつもない」というのもありました。

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