3月31日 今日は寒かった。体調悪くなってきた!

修髯皓歯(修髯と皓歯)(「觚賸」)

月末です。年度末です。明日はエイプリルフールだ。何があってもウソだからいいのだ。

おじさんは、寒くてもはだかでがんばっているよ!よいこのみんなもがんばろう。

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清の初めごろに広州・長寿寺に石濂和尚という高徳の僧がおり、その弟子に寄生という僧侶がいた。

寄生童真入道、精純一職。

中歳忽示微疾、白其師。

某二十年後、再来助和尚、重興飛来旧刹。乞塔全身於此。

「飛来寺」は、いにしえ、天竺から飛んで来た、という伝説があった名刹(有名寺院)ですが、この時期は廃寺になっていたようです。

弟子のいまわの際の頼みである。

石濂許諾、泊然而逝。

「わかった」

・・・それから数えて14年後。

康煕三十三年(1694)閏五月、

洪潦浸龕、意将荼毘、見夢於和尚。

そして、

以法体不壊為言。合山禅衆夢亦如是。

そこで、全員で、

啓龕而観、荘容儼若。

乃於長寿西偏建不昧堂、迎供肉身。

実は、

余於戊寅八月至堂瞻礼、猶見其修髯皓歯、結趺冥坐、無異定中僧也。

二十年の約束まであと三年である。何が起こるのであろうか。

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清・鈕琇「觚賸」巻七「粤觚(広州の話)篇」より。自分で見たんだからたいへん科学的です。明日ならエイプリルフールかも知れませんが、今日なので真実です。ただし、三年後がまだ将来なので、結果どうなったのかについて記述が無いのでがっかりです。

この記述も、結果がどうなったかが将来のことなのでわかりません。しかしオノマトペを作れない英語に負けることはないでしょう。わははは。

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