3月26日 今日も寒くて眠いが体重は増

力挙石臼(力、石臼を挙ぐ)(「後漢書」)

すごい力持ちのお話です。

生きる目的がなにものかのエジキになることだ、という点で、ブタは人に似ているとは言えまいか。

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梁鴻、字・伯鸞は扶風・平陵のひとである。父は新の王莽(在位8~23)に仕え、寧州に赴任している時に死んだ。

鴻時尚幼、以遭乱世、因巻席而葬。

たいへん貧しかったのです。

後、大学で学んだが、

博覧無不通、而不為章句。

学畢、乃牧豕。

当時は都・咸陽の城内にも、ブタ農家がたくさんあったようです。

曾誤遺火延及他舎。鴻乃尋訪焼者、問所失去、悉以豕償之。

其主猶以為少、鴻曰無他財、願以身居作。主人許之。

因為執勤、不懈朝夕。隣家耆老見鴻非恒人、乃共責譲主人、而称鴻長者。於是始敬異焉、悉還其豕、鴻不受而去、帰郷里。

・・・さて、彼が帰郷しますと、

勢家慕其高節、多欲女之。鴻並絶不娶。

ところでそのころ、

同県孟氏有女。状肥醜而黒、力挙石臼。

みなさん、石臼を一度持ち上げてみてください。この女がどれほどすごいかわかります。

この女、

択対不嫁、至年三十。父母問其故。

すると、

女曰、欲得賢如梁伯鸞者。

すると、

鴻聞而娉之。

ついに結婚しました。如何なる生活が待ち受けているのか。

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「後漢書」巻八十三「逸民列伝」より。もうダメだ。がんばってここまで来ましたが、眠いので今日はここまで。他人の幸せな新婚生活は「ヒヒヒヒ」と笑って覗き見するのが大好きで、もしも不幸なら口笛でも吹いてご機嫌になるであろうみなさんだ、この先が気になりますでしょう。乞うご期待。

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