3月11日 十三年前はまだ若輩者じゃった

戯其腹上(その腹の上で戯る)(「独異志」)

腹の上で死ぬやつではありません。

一メートルを超すイソギンチャクもいるらしいのですから、スモモの入るヘソもあるでしょう。

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漢代のことですが、趙伯翁という人は肥っていたそうなんです。

嘗昼寝、群孫戯其腹上、内七李于臍中。

それでも趙は気づかなかった。

やがて、

李至爛流汁出、其家謂其将死。

後、李核出而無患。

それで、孫たちを詰問したところ、真相が明らかになったのだそうだ。

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唐・李冗「独異志」上より。ショートショートという文学ジャンルを先取りしたような作品ですね。こんなのもあります。

項羽毎叱咤、万人手足皆廃。

以上。一行だけです。余韻?があって、俳句みたいですね。

こんなのはどうですか。

公孫呂面長三尺、闊三寸。為衛国賢臣。

当時の一尺≒22,5センチ。

以上。

四十台のころはこんな話が大好きで、肝冷斎の最初期(平成十年代後半)はたくさん紹介していたと思いますが、そのうちネタが尽きて、だんだん長いものに移行していったのです。東日本震災よりも前の時代のことです。

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