2月24日 理想の社会はいつ来るのかなあ

吏不呼門(吏は門に呼ばず)(「魏武侯集」)

3000年ぐらい来てないので、そろそろ来るのかなあ。

年寄りも、大切にしよう。ですじゃ。

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対酒歌太平、時吏不呼門。

今は、怒鳴っているかも知れませんが。

太平の時代になれば、

王者賢且明、宰相股肱皆忠良、咸礼譲。

民無所争訟、三年耕有九年儲、倉穀満盈、班白不負戴。

「班白」(はんぱく)は髪の毛の半分が白い、中高年の人の謂い。

ハゲは同情されないのでしょう・・・か。

雨澤如此、百穀用成、却走馬以糞其土田。

「くそ」す、と読んではいけません。「糞」(ふん)は、本来、肥しを施すこと。我が国の昔の賢者が、施すものに「くそ」と訓じたわけです。

臣下のものどもは、

爵公侯伯子男、咸愛其民、以黜陟幽明、子養有若父与兄。

犯礼法、軽重随其刑、囹圄空虚、冬節不断人。

「囹圄」は牢。いにしえは冬は空気が厳しい季節なので、厳しい刑罰を行うとさらに気候が厳しくなる(といけないと信じていた)ので、冬至には死刑を行わない方がよい、とされていた。

耄耋皆得以寿終、恩沢広及草木昆虫。

こんな社会にしようではありませんか。

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後漢三国・曹操「対酒」(酒に対す)(「魏武侯集」より)。曹操さまはこんな国を地上に作り出そうとして1800年ぐらい前に努力しておられたのである。おれたち人民のために。玄徳やら孔明やらとは器が違いますね・・・みたいなキモチになってまいりませんか。

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