2月22日 南の方は暖かくなってきたはず

登高望九州(高きに登りて九州を望む)(「詠懐詩」)

九州行きたいですね。

ネコの日記念にエサ寄こすニャ。

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晋の時代のことですが、

独坐空堂上、誰可与歓者。

友だちがいないのでしょう。身につまされます。

さびしくなってきたので、

出門臨永路、不見行車馬。

それでは、と、

登高望九州、悠悠分曠野。

けれど、

孤鳥西北飛、離獣東南下。

どこにも人はいない。

日暮思親友、晤言用自写。

「晤言」は「ひとり言」の意。「自写」の「写」はそのままでは意味がわかりませんので、「瀉」(そそぐ)の仮借だと考えてみます。

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晋・阮籍「詠懐」詩其十七。ヒミコと同じ時代の人の内面世界ですよ、と言われればその先進性に気づいていただけましょう。気づかないと白眼視されますよ。ちなみにわたしは九州説でも畿内説でも無くて「ヒミコ非実在説」です。チャイナの歴史書信用する気にならないので。

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