2月23日(木)・・・・・・・・・・・・・

オランダ海軍軍医ボードウィン胸像。長崎療養所などで我が国の幕末明治初期の医学教育・医療に多大の貢献をなさった方である。彼が上野を公園にすべきとおっしゃってくらたので、上野公園が出来た。開園100周年を記念して、設けられたのである。

天皇誕生日でお休みだったので、上野の都立美術館に行って、

〇大東文化大学卒業制作(書道)展

に行ってきました。

ついでに

すばらしい。

三千年前のおどろおどろしい情念を固定化し、今に伝える漢字のおそろしさを味わうことができる展示会である。

〇東北芸大センバツ展

〇全国公募たぶろう美術展

も見てきました。同じ都立美術館で

〇エゴン・シーレ展

をやっていました。チケットすかすかで空いてます、というので、そこそこの値段のチケット代払って観覧してきました。エゴン・シーレよりはレオポルド博物館所有ウィーン分離派展というべきなのだろうと思われました。シーレの人体画や風景画はすばらしいと思います。デッサン力と赤色の使い方には見事さには舌を巻くばかりです。
ただ、現代史家(自称)として彼がどうやって神さまみたいに祭り上げられていったのか、に興味があります。シーレやクリムトのコトバが「英語」で書かれて、日本語訳がついているのには苦笑しますが、オーストリアの世紀末から第一世界大戦にかけての絶望的な格差社会で、中流階級(早世した父は鉄道官吏、母方の叔父は相当の資産家)から芸術セレブに駆け上がろうとしていた青年の物語として見てきましたが、十六歳のモデル恋人と別れた事情とか裸の少女を描くとなぜ村落にいられなくなったのかとか、ちゃんと追及してほしいなあ。スペイン風邪コワいですなあ。

自画像の好きな人ですよね。

〇台東区江戸下町風俗資料館
この類の資料館の走りのような存在です。ちょっと手狭感がありますね。4月から改装で二年ぐらい休むようです。

おとなしめのハザード。来ているお客さんの半分ぐらいは海外団体客っぽいので、もっとド派手にしてあげた方がいいカモ。

該当紙芝居の展示。ごちゃごちゃしてて老眼では見にくいが、こういうごちゃごちゃ感はいいではありませんか。

しのばずや根岸の里のわび住まい。

千葉方面に行きたかったんですが、大東大だけにとどめておかないと無理でしたね。


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