12月6日 胆は小さくても腹はでかくなる

胆識不足(胆識足らず)(「楡巣雑識」)

肝冷斎が冷やしているのは「肝」であって「胆」ではないんです。気づいてましたか。

胆大にして識少なし。われにお任せくだされば、七難八苦にして進ぜよう!

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乾隆の終わり、嘉慶のはじめ(1796)ころ、四川や関中あたりは白蓮教の乱で大混乱しておりました。

混乱していても、儒教は学ばねばならんので、督学(学校の監督官)が赴任してきます。

前任陳遠山聞賊到漢中、即他避。

文官ですし、学校の監督に来ていおいて戦乱に巻き込まれたら、周囲や中央省庁にまでご迷惑をかけてしまいます。判断は間違っていない。

ところが督学さまがいなくなったというので、

生童随散、多為賊所戕。

遠山聞之、鬱鬱成疾、卒於任。

後任に宋小波というのが督学として赴任してきた。

教匪流毒正酷、距府城数十里外。

郡主馳報賊信、請勿至。

だが、宋小波は、

毅然往。

町に入ると、

出廉俸二千金、募回兵為防禦計。賊偵知遁去、城籍無恙。

まことに、

可見臨大事、存乎胆識。胆識不足、而欲以済事也、難矣。

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清・趙慎畛「楡巣雑識」巻下より。度胸も知恵もあればいいのですが、無い時はしようがないけど、おそらく片っ方だけだったときが問題なんですよね。

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