12月30日 なまけていてはいけません

敬勝怠者(敬、怠に勝れば)(「大戴礼記」)

雨も降っております。

人間に溺れるよりは魚類に溺れる方がいいかもよ。

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昨日の続きです。

太公望さまが読み上げた「丹書――赤の本――」の内容は・・・

敬勝怠者吉、怠勝敬者滅。

義勝欲者従、欲勝義者凶。

事不強則枉、弗敬則不正。

枉者滅廃、敬者万世。

基本的にはこれだけなんです。

その後に、十四の「銘」がある。これを、目に触れるいろんなところに刻み込んで、常日頃から忘れぬようにせよ、というのである。

十四全部ご紹介すると来年になってしまうかも知れないので、印象的なのをいくつかご紹介します。

几銘(机に刻んでおけ。):皇皇惟敬、口口生敬。口生垢、口戕口。

一番後ろの「口」は「人口」の「口」で、民衆のこと。

鑑銘(鏡に刻んでおけ。) ・・・ 昨日紹介済みです。

盤銘(お皿に刻んでおけ。):与其溺于人也、寧溺于淵。溺于淵、猶可游也。溺于人、不可拯也。

杖銘(杖に刻んでおけ。):於乎、危于憤懥。於乎、失道于嗜欲。於乎、相忘于富貴。

こんなのがまだまだ続くので、退屈でしょうから、今年はここまで。

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「大戴礼記」武王践祚篇より。明日は予定稿も含めてお休みします。したがって、今年はここまでです。よいお年をお迎えくだされ。

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