12月23日 眠ったふりして眠ってしまう

有大本領(大本領を有す)(「楡巣雑識」)

そんな人あんまりいませんよ。

うどんも眠ったふりして意外とカロリー高い。

・・・・・・・・・・・・・・

清の時代のひと、羅仙塢先生の語に曰く、

人之有大本領者、必沈静。

眠鷹伏虎、発不可当。

と。これは含蓄のあるコトバであり、先生の学問の正しさを偲ばせる。

福岡と兵庫のやつも危険ですからね。

羅先生の言葉で思い出すのは、宋の方勺が「泊宅編」で、「裴氏新書」なる書の語を引いて、

虎豹無事、行歩若不勝其躯。鷹在衆鳥之間、若寝寐然。

それが、獲物を見つけると、激しく、時に残虐に動くのである。

蓋積怒而後全剛生焉。此越人滅呉之道也。

と言っているのを思い出した。

諸君、もうお分かりであろう。

噫。浮噪浅露者、烏可与言作用哉。

・・・・・・・・・・・・・・・

清・趙慎畛「楡巣雑識」下巻より。すみません。どうぞ人生の事業は別の人と語り合ってくだされ。わたしは鷹のように眠って過ごしておりますので。鷹では無くて、あくまで「ように」です。さて、今日はどこで眠っているのかな?

ホームへ
日録目次へ