12月15日 寛容の精神で許し合おう

懐柔百神(百神を懐柔す)(「郎潜紀聞」)

どうしてわしは懐柔してくれないのかな。

人間の力で正されない悪は、ぼくが天誅しちゃうかもよ。

・・・・・・・・・・・・・・・

清の時代のことですが、

国家懐柔百神、河神載在祀典。

毎遇防河済運、顕霊、経歴任河漕両督奏於常例外、頒賜蔵香、復請錫封賜匾有差。

これはおかしなことではない。

夫禦災捍患、功徳在民、固褒賞所必及也。

惟近年河工久停、而漕船北行。沿河挽運督運諸員、神奇其説、幾乎以請封請匾為常、似非政体。

ちなみに祀られているのは、黄大王、朱大王、栗大王であるが、

攷黄大王事績、其人国初尚在。至朱大王即河督朱之錫、栗大王即河督栗毓美

しかし、我が清朝の法規では、

無異姓封王之例、称謂亦恐不経。況諸臣所拠為顕応者、尤誕妄無稽乎。

按河神助順、必先有水族現形、河漕各督即迎之治祭。其朱色者衆以謂之錫、栗色者衆以謂毓美。

安得一深明典礼之儒臣、俾任秩宗、釐正其失。

・・・・・・・・・・・・・・・・

清・陳康祺「郎潜紀聞」初筆巻十一より。インボイス導入やマイナンバー制度で人民にはマジメを要求してるんですから、「おかしなところ」ぐらいはマジメに正してもらいたいものですね。あ、でも、裏金脱税問題にも影響してしまうか。へへへ、おえらい方々がお困りになられるんじゃ、ほとぼりが冷めるまでしばらく置いておきますかね。へへへへ。

ホームへ
日録目次へ