10月31日 やれうつな手をする足をする

其声在翼(その声、翼に在り)(「酉陽雑俎」)

↑これはなにものでしょうか。

こいつらではなさそうです。

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唐の時代のことですが、

長安秋多。

長安にいたころ、

常日読百家、頗為所擾、触睫隠字、駆不能已。

ネコかも?

偶拂殺一焉。細視之、翼甚似蝉、冠甚似蜂。

これはネコではありませんね。

生態を見ていると、

性察于腐、嗜于酒肉。

「もう少し観察してみよう」

と何匹が捕まえて、

按理首翼。

頭を取ったり、羽をむしったりしたのかも知れません。

其類有蒼者声雄壮、負金者其声清聒、其声在翼也。

また、

青者能敗物。巨者首如火、茅根所化也。

カヤの根は違うんでは。

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唐・段成式「酉陽雑俎」巻十七より。答えは「蠅(ハエ)」です。それにしてもこれ書いている人は調べるのが好きなんでしょうね。ハエの頭取ったり羽むしったりしてみましたが、今度は「ネコも試してみるか、ひっひっひ」と思っているかも。そのうち、「では、人間はどうなのかな・・・」と思いつくかも。

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