10月16日 勝つと思えば負けるので不思議

号羅青天(羅青天と号す)(「嘯亭雑録」)

上司が見ていて替えてくれたので助かりました。この人の場合は。

閉塞した人生に風穴を開けたわけだが、おろかだったとは。

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清の羅含章は雲南の人、科挙の乙科に及第し、

仕廣東県令、以廉直称。年五十余、猶沈淪下僚、宦興已久闌矣。

ところが、道光の初年(1821)、推薦する人があって閉塞状態が破れ、肇羅県、次いで山東・兗浙府の令に任ぜられ、一年も経たないうちに福建の巡撫に抜擢された。

近年宦途未有若是之速也。

公、愛民潔己、莅官時召父老至、淳淳教誨、至於涕下沾膺。故百姓感戴如父母。

という人間性が評価されたのであろう。

号為羅青天。

青空のように澄み切って、公平な人、ということなのでしょう。

ところが、この人は、

然性質憨、易受下官欺侮、莅斉撫数月、為僚属所掣肘、不能布施一策。

頭も青空みたいだったのです。

上知之、改調江西、公如獲更生云。

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清・愛新覚羅昭連「嘯亭雑録」続録巻四より。おろかな上司をいじめるとは怪しからん奴らじゃ、いじめてやる! とまたやられてしまいますよ。10回表に3点とったら10回裏に4点とられるみたいなもの(今日のパリーグCS1stによる。しかもその日のうちに監督解任か!)で、最後は誰が勝者となり敗者となるのか、賢者にもわからないのではないでしょうか。賢者じゃないので知りませんが。

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