欹枕到暁天(枕を欹(そばだ)てて暁天に到る)(「良寛詩集」)
35年前の同僚と飲み会。途中、飲み屋でかなり長時間居眠りしてました。今も眠い。半分寝ながらやっております。むにゃむにゃ。

雪山で寝てると助けるでわん。家や地下鉄で寝てるやつはそのまま寝とれでわん。
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投宿破院下、一燈思悄然。
投宿す破院の下、一灯思い悄然たり。
壊れたお堂に泊まらせてもろうた。
あかりを一つだけ灯してしょんぼりとモノを思う。
旅服誰為乾、吟詠聊自寛。
旅服誰かために乾かさん、吟詠して聊か自ら寛うす。
(雨に濡れた)旅の衣は誰かが乾かしてくれるだろうか(自分で乾かすしかない)。
詩でも口ずさんでしばらくのんびりするか。
雨声長在耳、欹枕到暁天。
雨声、長く耳に在り、枕を欹(そばだ)てて暁天に到る。
雨音はいつまでも耳に聞こえていて、
枕を一方だけ高くして(横を向きながら耳を澄ましているうちに)夜明けになってしまった。
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本朝・大愚良寛「良寛詩集」より。良寛さんもあんまりお風呂入ってないのでは。それにしても、今日のみなさんに比べた時、我が人生はこの詩みたいな感じかも。
・・・と書いているうちに、またPCの前で寝てました。ふがふが。寒い。眠い。だが越後のお酒でまだ気持ちいい。「県醒め」というやつか。このあと醒めて、暁天まで眠れないのではなかろうか。