1月23日 肝冷庵のスポンサー降りるやつ続出か

江湖多賤貧(江湖には賤貧多し)(「陶淵明集」)

なんだか暖かくなってきた気がします。もう春かも。

このまま冬を終わらせるわけにはいかないルマー。おれたちは四角く収まることはないマー。

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飄飄西来風、悠悠東去雲。

「飄」(ひょう)は「舞い上がる風」です。「飄飄」を「ふわふわ」と訳しておきます。

山川千里外、言笑難為因。

春に、ひとと別れる詩です。

良才不隠世、江湖多賤貧。

「良才」は去っていく友人を、「賤貧」はここに残される自分を言います。スポンサーを降りられてしまうのかも知れません。

脱有経過便、念来存故人。

この「脱」は「もし、仮に」という仮定を示す用法。「存」は「存問」(そんもん)と使う時の「存」で、訪ねる、安否を伺う、の意。

まあでもそのうち、忘れてしまうのではないでしょうか。

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六朝宋・陶淵明「与殷晋安別」(殷晋安と別る)(「陶淵明集」より)。どうせ別れがあるものならば、春の別れはのどのどとしていい別れではありませんか。だが、まだ春は来ないらしく、また寒くなるそうなんです。みなさん春になったと思って裸で寝たりしてはいけません。国は衰うるといえども良才は世に隠れず――必ずまたいい時もありますよ。

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