1月20日 憲法前文暗唱させる先生いたなあ

書須成誦(書は須らく誦を成すべし)(「張子全書」)

できないことなんで、マジメにやらなくてもいいです。参考にしてもらう程度でいいと思います。

暗記なんかできなくても、テング記憶術で合格じゃ!「テング記憶術入門」は別に買ってください。

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北宋の時代のことです。張横渠先生がこんなことを言い出した。

書須成誦。

もちろん、役に立つ書物、五経や論語や孟子のことです。エッチなやつをはじめ害を為すやつはいけません。さて、それなら「毛沢東語録」は役に立つ? いやいや、帝王学や厚黒学の本やノウハウ本ではなく、どちらかと言えば「修身書」に近い本なのでみなさん的には役に立たないのでは。

なぜ暗唱できるようにしないといけないかというと、

精思多在夜中、或静坐得之。不記則思不起。

それは大変だ。

だが、大丈夫です。

但通貫得大原後、書亦易記。

そうなんですか。ああよかった。

そもそも、

所以観書者、釈己之疑、明己之未達。毎見毎知新益、則学進矣。

おもしろくてしようがなくなるぞ。

於不疑処有疑、方是進。

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宋・張横渠「張子全書」六より(「近思録」第七十五則)。なかなか「大原に通貫」しないので困っております。みなさんはどれぐらいまで行ってますか。何十年もやっているのに通貫しないとは、もしかして通貫する前に終わりになるのかも。だが、考える前に居眠りしてしまうほどになっているので、実はもう通貫してるのかも知れません。

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